懸崖日記

ひげよねの日記。 断崖のわずかな土に根を張る為にやっていること、考えていること。 大学院へ長期入院していましたが、とうとう退院してしまいました。 これからどうするか…。続けること、新しく始めること。いろいろ模索中。

気楽にコメント下さいな。

経営戦略の教科書

経営戦略の教科書

遠藤 功  著
光文社 (2011)
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経営戦略の教科書 (光文社新書)
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早稲田大学のビジネススクールで教鞭を取られている遠藤先生の本。
学生満足度No.1の講義内容を纏めたものらしい。

内容としては以下のようになっています。

はじめに
講義1 経営戦略とは何か
講義2 「ゲームのルール」を理解する
講義3 グローバル競争と経営戦略
講義4 「選択と集中」という考え方
講義5 戦略代替案の考え方
講義6 リーダーの戦略
講義7 チャレンジャーの戦略
講義8 ニッチャーの戦略
講義9 経営戦略とは「仮説」にすぎない
講義10 成長と経営戦略
講義11 M&Aと経営戦略
講義12 現場起点で経営戦略を立案する
講義13 起業と経営戦略
講義14 経営戦略の実現性
講義15 破壊と創造
補講1 「資源ベースアプローチ」という考え方
補講2 「残存者利益」という考え方
補講3 フレームワークに使われるな
おわりに

さて、読んで思ったことですが・・・。

まぁ、220~230頁程で上記のように15講義分+αが書かれている新書と
いうことで分かると思いますが、1つ1つに関しては内容は薄いです。
それぞれに、例となるケースの概略が書かれているので、この点は良いと
思えるかな。

軽く読めるので、経営学をまったく学んだことのない方にとっては良いかも
しれませんが、少々かじったことのある方には物足りないと感じるかな。

内容的にも、確かにビジネススクールでも扱うこと、教えられることでは
ありますが、本書内の説明は学部レベルかもしれません。
学部生用の教科書としては良いのかも・・・と。

入門書として書かれているのだと思います。

本屋に置かれていて、タイトルに惹かれて買いましたが、それほどの時間を
要することも無く、さーっと読めました。

タイムマシンのつくりかた

タイムマシンのつくりかた(How to Build a Time Machine)

ポール・デイヴィス(Paul Davies) 著, 林 一 翻訳
草思社文庫(2011)

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タイムマシンの作り方
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原本は2001年に書かれているようです。
作者は理論物理学者で豪マッコリー大学自然哲学教授。
物理学者が書いたこういう本は、もっと早く翻訳して欲しいな。と思ったら、
訳者あとがきが、2003年になっている。
文庫版になったのが今年ということか?
草思社から出たのが今年ということか?

10年前ですから・・・きっと細かいところで、進展しているところがあると思うので、
そこは許容して読むべし・・・です。

内容は以下の様になってます。

タイムトラベル小史
プロローグ
第1章 未来への行き方
第2章 過去への行き方
第3章 タイムマシンのつくりかた
第4章 タイムマシンに関するQ&A
訳者あとがき

各章の細かいところは今回は、あえて書かないでおきます。

さーっと、あまり時間がかからず読み切りました。
こういう本こそ、電子書籍がいいのかもしれませんが、電子書籍であるかどうか
調べる前に買ってしまったので、ちょこちょこと読んでました。
(他に読むべき本があるのに)

物理学(区分すると幾つもありますがここでは一括りで)の先生が、分かりやすく
書こうとしているものなので、数学的な内容はありません。
唯一あったのは E=MC^2 だけかな。

学術的用語は、それなりに出てきます。
ひげよねも全て分かる訳ではないので、わかったふりして読み進めました。
それでいいと思います。

読み終えて、「まぁ、面白かったかな・・・」というところです。
積極的に薦める本・・・ではないかな。
興味がある人が読む本というところです。


何故か一番残ったのが、第4章の最初に書かてある、T.S.エリオットという方の詩。
「現在と過去はおそらくどちらも未来にあって、そして未来は過去にふくまれる」
深い。。。

外食産業の顧客価値

外食産業の顧客価値
-「ストレス・オフ」ビジネス サービス数値化の基準

右田 圭司 著
東京書籍 (2010)

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外食産業の顧客価値 「ストレス・オフ」ビジネス サービス数値化の基準
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以前、頂いていたのですが、なかなか読めなくて・・・。
ようやく、纏めて読む時間が作れるかなっという、ときだったので、ほとんど一気読みしました。

内容としては以下のようになっています。

はじめに
英文ダイジェスト
序章 サービス価値の計量化・数値化への道
第1章 外食産業の現状
 1.現状と問題点
 2.時代が要求する「第3次産業革命」
第2章 価値についての分析
 1.価値の定義
 2.価値と欲求の関係
 3.顧客が認識する価値について
第3章 顧客価値とサービス価値
 1.サービス価値
 2.価値あるサービスの提供
 3.顧客との関係から生まれる価値
 4.サービスの質の事前保証
第4章 サービスを計量化する
 1.サービス価値の計量化・計測法について
終章 粘り強い臨床と基礎研究
 1.サービスの事前保証が発展の鍵
 2.歴史の要請に応えるサービス産業へ
付録 飲食がもたらす効果/アンケート結果
 1.飲食がもたらす効果
 2.アンケート調査結果


さて、読んでいて思ったこと。

題名に顧客価値と書いてしまうと、顧客の継続価値に関するものなのか?と思ってしまうと、
(ひげよねが読んだ感想では)そうではないので、注意が必要です。
確かに、継続価値を生み出す源泉として捉えるならば、良いのでしょうけれど、マーケティングや
ブランディングなどで扱う顧客が生み出す継続価値と捉えると、内容との違いに戸惑われるかも
しれません。

副題や目次にあるように、サービス価値をどのように評価すべきか?という点が主だと思います。
ただ、評価方法が多数書かれていて、それらについて荷重をかけることによって、計測可能に
しようという発想は良いと思うのですが、どのように荷重をかけるかについては例もありません。
確かに、業態によって異なりますから、荷重のかけ方を一様にすべきとは言えないと思いますが、
可能であれば、例えば・・・が欲しかったかなっと。

あと、途中でプロスペクト理論を引用されていますが、ひげよね的にはこの理論が大きな要因に
なるような気が途中からした(引用される前から)ので、もう少し掘り下げられても良かったかな。
その場合、(実際は行われているのかもしれませんが)アンケート調査で、事前の情報と実際の
サービスが一致していたか?という設問で一致していないと答えた場合、それは、良い方向に
ズレていたのか、悪い方向にズレていたのかが、大きな問題となります。

ま、気になった点はありましたが、実際にサービス業(その分類に入らない業種でも)にいる場合、
記載されているようなことを気にして働くことと、そうでないのとでは大きな差が出ると思います。
それは、その企業の収益に直結する可能性を秘めており、そして、最初に書いた顧客継続価値に
大きく影響するでしょう。

難しいテーマを扱われているので、上記で書いたことは、難しいことでしょうね。

「進化論」を書き換える

「進化論」を書き換える

池田清彦 著
新潮社 (2011)
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「進化論」を書き換える
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先日、本屋で何気に見つけて、ついつい手にとって買ってしまった本。
久々にこういう系の本を読もうかなぁっと。
で、結構、早く読みました。

内容としては以下のようになっています。

第一章 進化論の歩み-ダーウィンは何を間違えたのか
 進化論のあけぼの
 ラマルクの進化論
 ダーウィンの進化論
 ネオダーウィニズムの勃興とその崩壊
第二章 進化機構論-ゲノムを解読しても生物の仕組みがわからないのはなぜか
 システムとしてのゲノムと細胞
 DNAのメチル化
 ヒストンたんぱく質によるDNAの転写制御
 ゲノムと解釈系の位相
 獲得形質は遺伝するのか
 進化とは発生プロセスの変更である
 発生遺伝子と進化
 ホメオティック遺伝子の発現
 高分子のネットワークシステムとしての生命
 ヘテロクロニーとヘテロトピー
 自然選択は進化の主原因ではない
第三章 進化論の最前線-大進化の原因は何なのか
 突然変異と自然選択による進化
 形はどのように進化するのか
 表現型多型と形態の進化
 側系統を擁護する
 多様化する生物
 収斂と並行進化
あとがき

少々難しい言葉が多くてまいった感がありますが、それでも読み進めることができました。
ひげよねの研究分野とはまったく異なりますが、なんだか同じような考え方をするところが
あるなぁと思う文章もあったりして・・・。

通して読んでみると、「あとがき」で十分かもって思ってしまった。
(失礼。これは、全体を読んだからでしょうねぇ。)

ともかく、今の進化論の考え方を知ることができて、楽しかったです。

競争優位のアライアンス戦略

競争優位のアライアンス戦略
―スピードと価値創造のパートナーシップ

ゲイリー・ハメル(Gary Hamel), イブ・L.ドーズ(Yves L.Doz) 著
志太 勤一, 柳 孝一 監訳, 和田 正春 訳
ダイヤモンド社 (2001)

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競争優位のアライアンス戦略―スピードと価値創造のパートナーシップ
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読み終わりました。
少々時間をかけ過ぎた感があります。
(途中、他の本を読んだりしたからってところもありますが)

内容としては以下のようになっています。

はじめに
監訳者まえがき
第1章 戦略的アライアンスとは何か
 イリジウム計画
 アライアンスの第一目標
 ジョイントベンチャーとの違い
 価値を創造する
 時間という試練
 優先順位を決める
 アライアンスのウェブを管理する
第2章 可能な価値を発見する
 価値創造の論理を知る
 コオプション戦略による価値創造
 コスペシャライゼーションによる価値創造
 学習と内部化による価値創造
第3章 価値創造の条件とは
 貢献を評価する
 アライアンスのスコープを決める
 どんな共同作業が必要か
 成功を測定する
 適切な時間感覚を持つ
 緊張を予測する
第4章 戦略的共通性を確保する
 競争上の地位で分類する
 戦略的な地位と価値創造の相関
 進化のパターン
 アライアンス外部の要因
第5章 アライアンスをデザインする
 オペレーションのスコープを設定する
 貢献とベネフィットを明確にする
 効果的なガバナンスを選ぶ
 インタフェイスを設計する
第6章 コオペレーションを開始する
 コオペレーションを促進する三つの要因
 コンテクストにおける四つのギャップ
 コンテンツにおける二つのギャップ
 プロセスにおける二つのギャップ
第7章 共同学習によって進化させる
 何を学習すべきか
 学習から再評価へ
 「デス・バレー」とは?
 学習のサイクルを繰り返す
第8章 パートナーシップを構築する
 バーゲニング・パワーを高める
 アライアンスを通じて学習する
 透明性と感応力を管理する
 感応力とは何か
 獲得したスキルを進化させる
第9章 複数のアライアンスを管理する
 アライアンスの形態による定義
 アライアンス・ネットワークの目的
 アライアンス・ネットワークを構築する
 ネットワークを維持する
 アライアンス・ポートフォリオを管理する
 アライアンス・ウェブを活用する
第10章 戦略的アライアンスを成功させる
 成功の可能性を高める
 アライアンス・マネジメントの条件
 おわりに
訳者あとがき

ダイヤモンド社から出版されたのが2001年、でも原著は1998年ですから10年少々前の本です。
そのため(2001年時点でも)、紹介されている成功事例でも現状は?と思うものはあります。
とはいえ、アライアンス戦略というものを選択肢の1つとして考えなければならない現在においても
本書で書かれている基本的な考え方は十分に役立つものだと思えます。

第7章で書かれている学習の進化というものは、アライアンスという形態を取った企業間でのみ
当てはまるものではなく、どのような組織にとっても重要なことでしょう。

第8章ではパートナーシップの構築を取り上げていますが、これは非常に難しい。
ある種の矛盾を含んでいる。
透明性と秘匿。
これが難しい。
簡単に「利害の一致」と言うが、これがどの程度のものなのかで成否が分かれてしまう。

「どこに向かっているかわからなければ、どの道も正しいと感じる」ということわざが引用されている。
これは、何についても当てはまることでしょうね。

「デス・バレー」・・・「死の谷」という言葉を使われている。
研究開発においては、基礎研究から応用研究・製品化に入るまでの間に使われる用語ですが、
このようなアライアンスの構築でも同じような考え方をすることができるのですね。
確かに、新たなこと・ものの展開を考え、学習を考えると同じなのかも。

さて、本書も多くの付箋を貼りました。
付箋を貼った本が増えて行く。
でも読まなければ・・・と思う本も増えて行く。
ちゃんと纏めなければなぁ。
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