懸崖日記

ひげよねの日記。 断崖のわずかな土に根を張る為にやっていること、考えていること。 大学院へ長期入院していましたが、とうとう退院してしまいました。 これからどうするか…。続けること、新しく始めること。いろいろ模索中。

気楽にコメント下さいな。

ルリユール

ルリユール (一般書)
村山 早紀
ポプラ社
2013-10-11



お!本カテゴリの101冊目だ。
このところ、学術書、それに近い書籍など、かたくない本になってます。

ルリユール:製本。装丁。特に、職人が手作業でつくる、工芸品としての装丁やその技術のこと。
(デジタル大辞泉 )

本の再生・作成をテーマに、主人公の瑠璃が不思議な体験をする物語です。
空想のお話。
優しい、優しい、お話です。

昔はこういう本を読んだなぁと思いながら読みました。
全体は4章で構成されているけれど、それぞれの章を短編としても読める。
4章を初めから最後まで読むと1つの話として纏まって、次の話へ繋がる。
著者の力量が出ています。

実家にある、古い百科事典や世界の名作集などの本を思い出しました。
ずっと本棚に入っている。
本は古くても、内容は古くない。
また広げるときは来るかなぁと想像してしまいました。
そして傷んでいたりしたら、再生できるのかな?と。

本のカバーの手触りは、昔ながらの本という感じ。
出版社や関係者も「本」を題材にした内容だけに、思い入れがあったのでしょうか。

話はここで完結しても問題はない。
でも、続きを書いて欲しいな。

清州会議

清須会議 (幻冬舎文庫)
三谷 幸喜
幻冬舎
2013-07-26



面白かった。
いやぁ、解説でも書かれているのですが、現代語訳で登場人物のモノローグ、手記、議事録などを書いているので、すらすら読める。
そして、感情や話し言葉が現代語訳なので、あの時代の人々がこんな言葉使ったら…と、それだけで面白い。

羽柴秀吉と柴田勝家を中心とした登場人物の駆け引きが、小難しくなく表現されていて、読み終わったあと、これが事実だと思わせてしまう内容。
(もちろん、時代考証はされているので、史実に近いでしょう)

特に歴史に詳しいわけではないので、会議前、会議中、会議後のどの場面も、そうくるかという感覚を味わいながら読み進められました。

映画、観に行くかなぁ…。

「やりがいのある仕事」という幻想




内容は以下のようになっています。

まえがき
第1章 仕事への大いなる勘違い
第2章 自分にあった仕事はどこにある?
第3章 これからの仕事
第4章 仕事の悩みや不安に答える
第5章 人生と仕事の関係
あとがき

このブログでは、長い間、読んだ本に関する更新が止まっている。
一番の理由は、本を読んでいなかったから。次に論文書きやデータ処理に追われていたから。
読んだ本が無いわけではないが、書くこともしなかった。
そろそろ、読んだ本に関して、また書こうかなと思って、最初に書くのは、研究とは関係のない本。

この本は、5月に発売されてから、多くの方が記事にされているようである。
なので、さわり的な内容に関しては、それらの記事を読むほうがいいと思う。

森先生は、大学の教員・研究者から作家へと進まれてきた方なので、会社員という仕事の仕方をご存知ではない。
研究することが好きで大学教員をしてきて、今は趣味を楽しみながら少し仕事をしている(らしい)。
だからこそ、なのであろうが、書かれている内容は非常に「冷静」である。
冷たいわけではない。
思想や思考方法が書かれていると言っても良いように思える。

仕事に対して不満に思っているとして、その不満が、この本を読むことで解消することは無いように思う。
しかし、こういう考え方のもとに、自分の楽しみは何か?を考えることのきっかけにはなるかもしれない。
もちろん、その楽しみは簡単に見つかるものではないかもしれず、本の内容を忘れた頃に見つかるのかもしれない。
自分の楽しみは、自分の仕事と必ずしも同じではない。

書いてあることが、非常に冷静であるため、(読んで欲しいと思うが)読み手を選ぶような気もする。
他のブログなどの記事、そして、本書の「まえがき」「あとがき」を軽く読んでから購入を決めたほうが良いように思う。

ひげよねとしては、内容は非常に腑に落ちてます。

ネットワーク組織

ネットワーク組織
−社会ネットワーク論からの新たな組織像−

若林 直樹 著
有斐閣
Network_org

ネットワーク組織―社会ネットワーク論からの新たな組織像


内容は以下のようになってます。

はしがき
第Ⅰ部 特徴、形態、働き方
第1章 ネットワーク組織の意義
第2章 ネットワーク組織とは何か
第3章 ネットワーク組織の形態
第4章 組織間ネットワークの形態
第5章 ネットワーク組織で働く
第Ⅱ部 組織原理と構造特性
第6章 柔軟な組織原理への注目
第7章 組織デザインの優位性
第8章 社会ネットワーク理論から見た組織像
第9章 組織へのネットワーク効果
第10章 組織ネットワーク分析
第Ⅲ部 ネットワーク的な資源と組織能力
第11章 組織のソーシャル・キャピタル
第12章 ネットワークが生み出す組織能力
参考文献

前半のタイトルに"働く"という単語が含まれていますが、これは社会ネットワーク論が人と人の結びつきを対象に研究がされた、という経緯があるからだと思います。

内容的には、組織論を中心に
 社会ネットワーク論の成り立ち
 その応用(他の分野への影響)
 分析に用いられる指標
などが網羅的に書かれています。

他の社会ネットワーク論の本をいくつか読んだ後では、"新しく何かを知る"という点では物足りないかも知れませんが、さまざまな本に書かれている内容を、ぎゅっと詰め込んだ感じで良い本だと思います。
実際、多くの箇所に付箋を貼りました。
(少し整理できるかもしれませんが)
同じような内容が、繰り返し書かれている感はありますが、構成、視点的には仕方ないと思います。

難しい数式などはなく、入門書としても良いかもしれません。


久々の本カテゴリの記事となりました。
半年くらい経ってますね…。
まったく本を読んでいなかった訳ではないのですが、他のことに謀殺されていたことは事実。
(本より論文を読んでた感じかな?)

これから、また書き込みができるように、いろいろ読みます。

IR戦略の実際

IR戦略の実際
(第2版)

佐藤 淑子 著
日本経済新聞出版社(2008)
IR

IR戦略の実際 (日経文庫)
クチコミを見る


内容は以下のようになってます。

Ⅰ IRと企業価値
 1 IRとは
 2 IRの効果を探る
 3 価値向上のためのIR
 4 ディスクロージャーとの相乗効果
 5 IR優良企業を目指して
Ⅱ IRの実行と要点
 1 IRの広がりと深まり
 2 目的を定める
 3 対象を決める
 4 活動のプロセスと実際
Ⅲ トップを支えるIR組織
 1 トップの役割
 2 IR組織
 3 広報(コーポレート・コミュニケーション)との連動
Ⅳ グローバル化する資本市場
 1 視点の異なる投資家に対応する
 2 投資家と企業をつなぐアナリスト
 3 機関投資家の企業評価
 4 影響力を高める機関投資家
 5 投資家の期待にどう応える
Ⅴ 情報開示の留意点
 1 IRに関連する法令や規則
 2 「重要事実」とは何か
 3 将来情報の開示
 4 リスク情報開示
 5 メディアへの対応
Ⅵ IRの課題
 1 M&A時代への対応
 2 株主との対話とIR
 3 コーポレート・ガバナンスとIR
 4 個人投資家向けIR
 5 経営の一環としてのIRと人材

タイトルから今現在のIRに対する問題点・課題の指摘と、それに対する
考えを述べたものだと勝手に考えて購入しました。
読んで、この本は、いわゆる「How to」ものだと分かりました。
学術的と言うよりも、実務的な本です。

企業価値は、どのような観点から捉えるかが重要になりますが、この本では
あくまで、市場における株式時価総額としているようです。
とはいえ、株価はIR活動だけに影響されるものではないです。
しかし、その点には重きを置いていません。
外乱はIR活動で随時開示することとしています。

高価な本では無いですし、IR活動の知らない面を知ることができる点では
良い本ですが、学術書?と思って買った本だけあってちょっと残念。
本屋で確認すべきだったか・・・。
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