公募校長、3ヶ月で辞任

会見内容をすべて知っているわけでは無いので、もしかすると話の文脈からは意味が違うのかもしれない。
でも、言葉の一部を切り取っているとしても、この方の意見は、どうも理解出来ない。


「英語教育をしたい。でも、基礎学力向上を求められている。英語教育に力を注げることが出来ない。」

英語教育したい…大いに結構。
基礎学力向上を求められた…基礎学力はどの程度だったのでしょう?
3ヶ月の勤務期間に十分理解されたのでしょうか。
英語教育が全く出来なかったのでしょうか。
そもそも、基礎学力(特に国語)が無い状態で英語教育は有効なのでしょうか。
現状の基礎学力に合わせた英語教育というものを考えられなかったのでしょうか。
英語教育に力を注げられない…校長の役割をきっちり行う中での、指導者としての方針であるべきではないでしょうか。
しかも、経験を生かし…外資系証券会社での英語教育経験でしょうか。
その経験があったとしても、教育する対象が違いますよね?

若いからといって(略)給料も経歴に関係なく…給料はともかく、重要なのは教育経験であって業務経歴ではないですよ。
教育経験がないのに校長職につく事が、どれだけすごいことか理解してないのでしょうか。
経験がないのであれば、小さな学校の方が生徒の状況などがよく見えて、特色を出していくるような気がしますが?

「申し訳ないという気持ちではなく、残念な気持ち」
残念というのは、誰に?何に?対してなのでしょうか?
生徒に対して「教育できずに残念」というのでしょうか。
教育したかったのに出来ずに残念というのであれば、辞めなければいい。
給料が少なくて生活できないというのでしょうか。きっとそんなことは無いですよね?もしそうなら、最初の契約時に契約しなければ良かったじゃないですか。


結局のところ、自分より無能な高齢の方が公募校長として行った学校に自分が行きたかった…という様に取られかねない内容です。
それは、他者を個人的な評価でのみ見ている、自分のキャリアが優先、と取られかねないということです。
もしそうでないなら、真意が伝わっていないと、再度会見なりされるべきでしょう。