懸崖日記

ひげよねの日記。 断崖のわずかな土に根を張る為にやっていること、考えていること。 大学院へ長期入院していましたが、とうとう退院してしまいました。 これからどうするか…。続けること、新しく始めること。いろいろ模索中。

気楽にコメント下さいな。

2012年08月

懲りずに転活

最近ブログ更新が疎か。

とはいえ、なんだかんだとやってたことはある訳で。。。
(2冊の本の紹介の間には、帰省していた)

その1つが転活。
転活用の書類を用意したりしてました。

# 会社近くにKinko'sがあることを思い出し、大量にコピー。
# いやぁ、Kinko'sって学割使えるんだ。
# 会社においてあるようなコピー機だから、コンビニでの
# コピー作業より、ずっと早く終わって便利。

本日、また、応募しました。
まぁ、ダメもとです。

さらに、もう1ヵ所、来月初めに応募しようと思ってます。
こちらもダメもと。

最近、博論修正の進捗が良くない。
来月初めの学会報告は、とりあえず準備できたことだし、
この辺で気合を入れねば!
ざっくり削るぞ~。

連鎖思考による技術価値評価

連鎖思考による技術価値評価
─目利き(VISTA)マップ─

松居 祐一 著
大学教育出版 (2008)
vista

連鎖思考による技術価値評価─目利き(VISTA)マップ─
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内容は以下のようになってます。

はじめに
第1章 なぜ技術連鎖ベクトルマップ(VISTA)なのか
第2章 技術連鎖ベクトルマップ(VISTA)とは
第3章 技術連鎖ベクトルの計算式
第4章 技術連鎖ベクトル要素
第5章 技術連鎖ベクトルマップ(VISTA)を用いた技術価値評価
第6章 技術連鎖ベクトルマップ(VISTA)を用いた技術戦略思考
第7章 技術連鎖ベクトルマップ(VISTA)活用のバリエーション
第8章 まとめ
おわりに

副査のC先生に読むように言われた本。
多くの活動をされている先生が書かれた本。
140ページ程度の本なのだが、なかなか読み進められなかった。

なぜか・・・
感覚的にひげよねに合わないのである。

ひげよねが論文として書いている「技術価値評価」に類するものであるし、
「連鎖」という点では同様なところがあるが、”違う”のである。

この”違い”をずっと引きずりながら読んだので、時間がかかった。
途中、すっ飛ばそうかと思ったけれど、副査の先生からの指定だったので
ちゃんと(?)読みました。

「ベクトル」という言い方をしているが、これはネットワーク論で言うところの
有向グラフであり結合度を示していると考えていいだろう。
しかし、あくまでも、「思考」によって繋げたグラフと思われる。
主観を用いることにより分析する他ないのは良くわかる(ひげよねの論もそう)。
しかし、主観が多くないだろうか?

あと、合わないと感じたのは、あくまでも戦略上必要となる技術を自社内で
用意・開発することを前提としている(著者の先生の意図は違うかも)ような
内容だったことだろう。

さらに、この評価は自社内で行うことが前提だ。
後の方で、他の企業や機関と連携して評価するということが書かれているが、
それができるのは、すでに連携していることが前提となるだろう。

付箋はページ数の割に多く貼った方だろう。
考えさせたれる点があったのも事実。

論文で、起点となっている考えをしっかり記述しなければいけないと、再認識
させられた。

IR戦略の実際

IR戦略の実際
(第2版)

佐藤 淑子 著
日本経済新聞出版社(2008)
IR

IR戦略の実際 (日経文庫)
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内容は以下のようになってます。

Ⅰ IRと企業価値
 1 IRとは
 2 IRの効果を探る
 3 価値向上のためのIR
 4 ディスクロージャーとの相乗効果
 5 IR優良企業を目指して
Ⅱ IRの実行と要点
 1 IRの広がりと深まり
 2 目的を定める
 3 対象を決める
 4 活動のプロセスと実際
Ⅲ トップを支えるIR組織
 1 トップの役割
 2 IR組織
 3 広報(コーポレート・コミュニケーション)との連動
Ⅳ グローバル化する資本市場
 1 視点の異なる投資家に対応する
 2 投資家と企業をつなぐアナリスト
 3 機関投資家の企業評価
 4 影響力を高める機関投資家
 5 投資家の期待にどう応える
Ⅴ 情報開示の留意点
 1 IRに関連する法令や規則
 2 「重要事実」とは何か
 3 将来情報の開示
 4 リスク情報開示
 5 メディアへの対応
Ⅵ IRの課題
 1 M&A時代への対応
 2 株主との対話とIR
 3 コーポレート・ガバナンスとIR
 4 個人投資家向けIR
 5 経営の一環としてのIRと人材

タイトルから今現在のIRに対する問題点・課題の指摘と、それに対する
考えを述べたものだと勝手に考えて購入しました。
読んで、この本は、いわゆる「How to」ものだと分かりました。
学術的と言うよりも、実務的な本です。

企業価値は、どのような観点から捉えるかが重要になりますが、この本では
あくまで、市場における株式時価総額としているようです。
とはいえ、株価はIR活動だけに影響されるものではないです。
しかし、その点には重きを置いていません。
外乱はIR活動で随時開示することとしています。

高価な本では無いですし、IR活動の知らない面を知ることができる点では
良い本ですが、学術書?と思って買った本だけあってちょっと残念。
本屋で確認すべきだったか・・・。

組織間関係

組織間関係
―企業間ネットワークの変革に向けて

山倉 健嗣 著
有斐閣 (1993)
soshiki

組織間関係―企業間ネットワークの変革に向けて
クチコミを見る


もう20年近く前が初版の本。
購入したのは2009年の初版第8刷発行のもの。
内容的には今でも十分に通用するものです。

以下のような内容です。

はしがき
第1章 組織間関係と組織間関係論
第2章 組織間関係のパースペクティブ
第3章 組織間パワーとコミュニケーション
第4章 組織間関係の調整メカニズム
第5章 組織間構造と組織間文化
第6章 「組織の組織」
第7章 組織間変動と変革
第8章 経営戦略と組織間関係
第9章 企業の地域戦略と組織間関係
むすびにかえて-展望

1冊の本として各章が流れるように繋がっている。
にもかかわらず、各章は独立した文献としても読むことができる。
各章の後に参考文献が書かれている。
1人の著者が書かれた文献の中で、これほどしっかりしている
(読んでいる最中にそう思う)本は、なかなか無いと思う。

さまざまな「資源」への対応から組織間関係を述べる「資源依存
パースペクティブが中心になっているが、その他の考え方も織り
交ぜながら論が展開される。
非常に興味深く読み進めることができた。
付箋も多く貼った。

これまで読んできた本は、経営戦略策定の立場から組織構造を
述べるものが多かったのだが、第8章の経営戦略と組織間関係は
組織論から経営戦略を述べたものになっていて、読み応えがあった。

もっと早くに読んでおけばよかったと思う本の1つとなった。

8月も10日経っていました

しばらく、ブログも更新しませんでした。

この期間、何をしていたか。

8月2日~4日:中国出張(仕事)

8月7日、8日:経営行動研究学会
 大会は9日まで。
 ひげよねの報告は7日午前中。
 8日は仕事に行ってから(午後に早退して)大会に参加
 場所は:山梨学院大学・・・遠かった。

指導教授のA先生から電話で指導を受ける。

予備論文を大幅に修正しなければならないので、いろいろ考えを巡らせる。

M学会への投稿論文はRejectとなった。
まぁ、覚悟していましたが。

K学会の学会誌に掲載されることになった論文は、念校が来た。
まだ、確認してない。
早々にしないと。。。

転活に失敗。
新たな転活先を見つける。

そして、先ほどA先生から電話があり、本論提出時の副査にはK大学の
T先生が加わることになった模様。
A先生・・・どんどんハードル上げる

で、明後日は帰省。

ドタバタしてました。
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